桜坂劇場は沖縄の宝だった

桜坂劇場は、沖縄県那覇市桜坂にある映画館です。

カフェ・雑貨店も併設し、音楽ライブ等も行なっていて、映画は”単館系”と言われる、一つの映画館だけで上映する、大幅な動員が見込めない芸術映画やインディペンデント系ムービーの上映をしている映画館。

東京でも、新型コロナの影響で、老舗の”単館系”のミニシアターである『アップリンク渋谷』が閉館になったのも記憶に新しい。

今回は、桜坂劇場の魅力を紹介しつつ、なぜ、沖縄の宝なのかをお伝えしていきます。

私事ですが、私は映画狂だと思う。

毎週、最低1本は映画館で映画を見続け、東京にいた頃は”単館系”のミニシアターを”ハシゴ”して、地味な映画を見続けた。

そんな私が沖縄にあるいろんなサブカルチャーの中でも、桜坂劇場がやっている取り組みは、沖縄の宝と行ってもいいほど素晴らしい。

Wikipediaによると

桜坂劇場(さくらざかげきじょう)は、沖縄県那覇市に現存する映画館。
映画監督の真喜屋力と中江裕司によって設立された「株式会社クランク」が運営を行っている。 主にミニシアター向きの作品を中心に上映し、音楽のライブなどの各種イベントも行っている。
前身は1952年に開業した芝居小屋「珊瑚座」。1953年に映画館に転身し「桜坂琉映館」と改称 。
1986年11月28日「桜坂シネコン琉映」としてリニューアル。
主に松竹や東映系の作品を中心に3スクリーン(スカラ座、ロキシー、キリン館)で営業していたが、2005年4月10日をもって閉館。 2005年7月1日、現館名に改称し発展的に生まれ変わった。

意外と歴史は古いんですね。

では、さっそく桜坂を登って桜坂劇場に行っていましょう!

サブカル系の書籍や映画関係のグッズ
鯖缶やクジラの缶詰まで売っている1階

桜坂劇場の外観はこんな感じで、派手ではありませんが、ミニシアターの雰囲気を醸し出しています。


桜坂劇場の看板も渋い!

受付はこちら。
会員になると1000円で映画が観られるのが嬉しい!

受付の前にある桜坂劇場内のショップでは、古本、雑貨、沖縄クラフトを扱っていて、鯨や鯖の缶詰とかあって面白いw

私が東京にいた頃に、”単館系”の作品を観ようと都内あちこちにあるミニシアターを回るのが結構大変だった。
桜坂劇場は東京で上映した映画の2〜3ヶ月後にまとまってプログラムが組まているし、”単館系”の作品は、おもしろいか、自分の好みに合うかは、観てみないとわからないので、そういった意味でも1本1000円はありがたい。

たとえ『イマイチだったなあ』と思っても1000円は許容範囲内だからだ。

ショップでは、沖縄では手に入りにくいサブカル系の書籍もあって、たまりません。

クラフトビールも飲める
カフェ『さんご座キッチン』

さらに桜坂劇場にはカフェ『さんご座キッチン』が併設されていて

上映前の待ち時間や待ち合わせでコーヒーを飲んだり、
お腹が空いたら、館内持ち込み可能な軽食やドリンクも販売しています。
しっかりご飯を食べたい人にはホワイトボードのメニューに書いてあります。

アルコール類も販売していて、クラフトビール各種、ワインの赤白、泡盛、日本酒まで置いてあります。

テラス席もあって、映画を観た後に友達とお酒を飲みながら
映画について熱く語るのもいいですね〜。

2階はやちむんや琉球ガラスなど
の工芸品がズラリ

桜坂劇場は2階にもシアターがあって2階へと続く階段を登って行く途中に、やちむんの皿や器や壺が置いてあって

2階の劇場前のフロアには所狭しとやちむんや琉球グラスなどの沖縄工芸品がおいてあります。

劇場はこじんまりとした
シアターが3つ

おっと肝心のシアターですが、

劇場は3つあって

  • ホールA:291席
  • ホールB:100席
  • ホールC:85席

こんな感じでコジンマリしています。
いつ行ってもお客さんがパラパラとしかいなくて『大丈夫か!?』と少し心配になりますが、隣に人がいると集中できないので、そこも桜坂劇場の魅力のひとつかなあ。


桜坂劇場はいかがでした?

映画館とは別に、桜坂市民大学という、桜坂劇場が運営する体験型ワークショップっていて、おもしろい講座もやっています。

こういう場所は、感度の高い人にとってオアシスとみたいモノなので
『本当に沖縄の宝だよなあ』
としみじみ思いつつ、昼から映画を3本みて外に出たら、夜になってましたw

桜坂劇場


■住所:沖縄県那覇市牧志3丁目6−10
■お問合せ:098-860-9555
■Webサイト:https://sakura-zaka.com
■駐車場:なし

沖縄県那覇市牧志3丁目6−10

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