
沖縄そばの木灰ってなに?伝統の製法が生み出すツルシコ麺
沖縄そばは奥が深いですよね。
スープの出汁は、昆布、カツオ節、豚骨など、お店によって全く違うし、麺の種類もたくさんあります。
そんなバラエティー豊かな沖縄そばの中で、かなりレアなのが『木灰そば』。
そもそも『木灰』って書いてなんと読むのかも、イマイチ解らないですよね。
そこで今回は、『木灰そば』のうんちくと、『木灰そば』が食べれるお店を紹介します!
木灰と沖縄そばの関係とは?
『木灰』と書いて、「モクハイ」と読んだり、ウチナーグチ(沖縄のコトバ)で「モッカイ」と読みます。
木灰とは、木の灰です。
現在の沖縄そばの麺は、小麦粉と塩と“かん水”から作られていますが、昔はかん水の代わりに、沖縄ではガジュマルやデイゴの木を燃やした灰の“灰汁(木灰を水につけて置いた上澄みの部分)”を“かん水”の代わりに用いていました。
これが「木灰そば」です。
たいへん手間がかかるため、いまでは木灰そばが食べられるお店は数えるほどになりました。
そんな木灰そば店のなかで、那覇空港に近いゆいレールの小禄駅から徒歩3分の木灰そばのお店が「自家製麺 木灰そば とらや」に来ました。
向かい合ったカウンター席と1テーブル6名掛けのお座敷席3席のこじんまりした店内
カウンターには昔の製麺機が飾ってあります。
メニューは本ソーキそば、沖縄そばの大中小や、ご飯ものもあり、なんとヒラヤーチもあります。
こちらの売りの木灰麺は、平麺か中細麺のいずれかを選びます。
そばを待つ間に、テーブルにある白菜の浅漬け(無料)もかなりいけます。
待つこと10分、三枚肉の乗った平麺の沖縄そばが来ました!
スープは出汁がきいた上品な味で、期待の麺自家製『木灰』麺はツルツル、シコシコで、個人的には沖縄そばベスト5入り決定!
連れは『本ソーキそば』と『五目じゅうしい』
空港にも近いので、旅の終わりのシメに、ちょっと変わった木灰そばはいかがでしょう?
ただし、このお店、スープがなくなり次第終わったちゃうので、結構、早い時間に閉まっちゃうので、そこだけ気をつけてくださいね。
『木灰そば』とらや
住所:〒901-0154 沖縄県那覇市赤嶺1-5-14金城ビル1F
電話:098-858-2077
定休日:毎週火曜日
営業時間/11:00~20:00(売切次第閉店)
定休日/火曜日 ※祭日の場合は営業。
駐車場:2台
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。