【アガラサー】ってなんだ?本物のアガラサーは月桃の爽やかな香りの伝統菓子だった!

アガラサーって沖縄の地元っ子にとっては、昔からある「蒸しパン」とか「蒸したカステラ」的な軽い扱いを受けていますが、実は絶滅危惧種的な食べ物なんですよ。

今回は偶然手に入れたアガラサーについてお伝えします。


本物のアガラサーに出会ったのは今から5年前に沖縄に出張できた時のこと。

何気なく入ったスーパーのレジ横の饅頭とか菓子パンとかのコーナーで目にしたのがきっかけでした。

こんな感じで地味ながら圧倒的な存在感と他の菓子パンなどとは違ったオーラを放っていましたw

写真では分かりにくいのですが結構なデカさです。

初めてみる沖縄のレアなお菓子を家のおみやげに持って帰って、家族で食べたときの写真がこれ!
底に巻き付いているようなものが月桃の葉っぱです。

月桃の葉っぱを外して、家族で食べました。
月桃の香りがほのかにして、優しい甘さでモチモチした食感の蒸しパンで、家族には大好評。
『また買ってきてね!パパ〜』『OKー!!今度見かけたらまた買ってくるよ!』

てな感じで、気軽に安請け合いしましたが、それから丸2年。
アガラサーを見かけることはありませんでした。

手に入らない!意外とレアなアガラサー

アガラサーと言っても、黒糖アガラサー的なやつは結構売られているのですが、あのレインボーアガラサー(勝手に命名したw)は、沖縄の数あるローカルスーパーの中でも『スーパーかねひで』で売られているという目撃情報をあるスジから手に入れましたw

ところがどこの「スーパーかねひで」にもあるわけではないらしい。

あの虹のようなカラフルなアガラサーは意外とレアで手に入らないっぽいということがわかりました。

人は手に入らないものには余計に価値を感じるものです。

それからというもの、スーパーかねひでに行くたびにアガラサーを探すこと2年。

ついに沖縄市の「スーパーかねひで」で発見しました。

ラベルをよく見ると沖縄市にある『イネミネもち食品』が製造元です。

誰も知らないアガラサーの歴史

「アガラサーって知ってる?」って沖縄の地元の人に聞くと

「ああ〜蒸しパンみたいなやつね」的な答えが返ってくるけど、実は誰も

それがいつ誰が考案して、いつから食べられているのかなんてわからないのです。

まあ、大抵の人はアガラサーには興味がないし、
それほど掘り下げようなんて考えてないですからねw

私が丸2年間も何もしなかったというわけではありません。

アガラサーに詳しいある有識者からアガラサーの歴史について聞きました。

とはいっても、別に研究をしていたとかではないので、歴史的な信憑性については保証できるわけではないです。

まあ、与太話程度として聞いてください。

アガラサーの発祥は不明で、一説によると明治期にはすでに庶民の間で食べられていたそうです。

戦後はアガラサー売りみたいな行商人もいたようですが、いつの間にか廃れたとのこと。

『イネミネもち食品』のアガラサーが正統派のアガラサー

アガラサー有識者の話は続きます。

昔ながらのアガラサーは、月桃の葉に包んで蒸したものが正統派ということで、現在ではアガラサーとして売られているもので、月桃の葉に載せて蒸しているのは『イネミネもち食品』のみです。

昔ながらのやり方で沖縄の伝統的な食べ物を作るのは大変だし、月桃のコストも掛かるしで、正統派のアガラサーは本当に絶滅危惧種。

『イネミネもち食品』には、本当頑張って作り続けて欲しいものです。

ところでなぜ、月桃の葉を使って蒸していると思います?

月桃の葉には抗菌力があって、昔は保存料などを使っていないので日持ちが良いように使われていたようです。

味的にも『イネミネもち食品』のアガラサーには、ハーブでもある月桃の葉のほのかな香りして美味。

『イネミネもち食品』のアガラサー《ハーフ》との群然の出会い

それからさらに3年の月日が流れました。

今では那覇に移住していますが、那覇の「スパーかねひで」では『イネミネもち食品』のアガラサーを見かけることはありませんでした。

それが、ある日、ふと立ち寄った読谷村の地域ストアーのレジ横に何気なく置いてあったのが、

『イネミネもち食品』アガラサー《ハーフサイズ》200円!

『おお〜〜〜!こんなところにあったのか〜〜〜!』
とテンション爆上がりで購入しました。

実に3年ぶりの涙の再会でしたw

『イネミネもち食品』のアガラサーは
沖縄自然素材満載の素朴なお菓子だった

勝手に「レインボーアガラサー」とか呼んでしましたが、原料を見るとバナナ、かぼちゃ、よもぎ、紅いも、黒糖、ウッチンに月桃の葉っぱと、沖縄の自然素材を使った素朴なお菓子なんですよね。

むらさき一色の方は、紅いものアガラサー。

今でもちゃんと月桃の葉に包まれていました。

一口サイズにちぎってみると弾力があって、口に入れるとモチモチした食感で、優しい昔懐かしいような、ほのかな甘さの後に月桃の爽やかな香りが鼻の奥に感じます。

久しぶりのアガラサー<ハーフサイズ>は、素朴な味で、いつまでもこのまま後世に残したい沖縄の食文化のひとつという想いを新たにしました。

ちなみに『イネミネもち食品』アガラサーは、「スーパーかねひで」の他にも、
宜野湾ファーマーズマーケットはごろも市場
中部農連市場
など、
わりかしディープなお店で売られているようです。

見つけたら、即買いですよ!


アガラサー製造元情報

イナミネもち食品
沖縄県沖縄市越来2-24-38

098-937-3335

 

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